水虫の原因、検査、治療方法、病院での治療と薬局での処方の違いについて詳しく解説
水虫の原因 水虫は、皮膚を侵す真菌感染症の一種で、主に足に発生します。真菌は湿った環境を好むため、梅雨の季節や夏場、または屋内で靴を長時間履き続けるなどして足が湿った状態が続くと発生しやすいです。 検査 水虫の診断は、主に皮膚の視覚的な検査により行われます。かゆみ、赤み、皮膚のひび割れや皮むけなどの症状が見られる場合、水虫の可能性が高いと考えられます。確定診断のためには、皮膚スクレーピングという方法で採取した皮膚組織を顕微鏡で観察し、真菌が存在するか確認することもあります。 治療方法 水虫の治療には主に抗真菌薬が使用されます。これには、塗り薬やスプレー、クリームなどがあります。患部に直接塗布することで、真菌を殺すまたは増殖を抑えることが可能です。重症の場合や、トピカル治療(局所治療)だけでは効果が見られない場合には、経口抗真菌薬を処方することもあります。 病院での治療と薬局での処方の違い 病院での治療は、医師が直接診察し、患者の状態に合わせた適切な治療を提供します。重症の場合や、局所治療だけでは改善が見られない場合には、医師が経口抗真菌薬を処方することができます。 一方、薬局での処方は、一般的には市販の抗真菌薬が提供されます。これらは通常、症状が軽度から中等度の場合に使用されます。市販薬は、自己診断と自己治療が可能で、医師の診察を受けずに購入できます。 水虫は、手足に小さな水ぶくれやカサカサ、ふやけが生じる状態を指します。その原因の多くは、白癬菌という真菌が皮膚に感染して発症する伝染性の病気ですが、全ての水虫が白癬菌によって引き起こされるわけではなく、その他の病気が原因で水虫の症状が現れることもあります1 水虫の検査は、白癬菌の存在が疑われる部位の皮膚や爪から角質、フケ、垢を採取し、顕微鏡で観察します。これには、KOH直接鏡検法という方法が用いられます。白癬菌が認められれば水虫と診断され、検査時間は大体10分程度です。この方法で菌が検出できない場合は白癬でない可能性があり、その場合は真菌培養が用いられます1 水虫の治療方法は、主に皮膚科専門医による抗真菌薬の処方が中心です。皮膚の角層にできた白癬には塗るタイプの抗真菌薬が、爪白癬は治りにくいですが、内服の抗真菌薬や濃度と浸透性を高めた外用抗真菌薬が使用されます1。 外用薬はクリームや軟膏、液剤などがあり、症状に合わせて使い分けます。近年、爪白癬用の外用抗真菌薬が登場しており、これは皮膚用と比べて高濃度で爪への浸透がよくなる工夫がされています。内服薬が使用できない患者にも使用しやすいと考えられます
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